毎日2診体制です。 |
◆循環器専門医です。 胸痛、動悸、息切れなどの症状でお困りの方はご相談ください。 心電図、心臓超音波検査、長時間心電図検査(ホルター心電図)は当院で即日実施可能です。また、最新の血圧脈波検査装置により動脈硬化の程度や血管年齢の測定も可能です。心臓病になる前に自分の動脈硬化測定を行い、健康管理に役立ててみませんか? さらに必要に応じて近隣病院での日帰り冠動脈CT検査、入院での心臓カテーテル検査・治療の手配を行います。 |
◆アメリカ内科専門医を取得しており英語での健康相談、診療が可能です。 |
◆英文による海外渡航用診断書作成 |
◆膠原病・リウマチ専門外来 |
◆禁煙外来 |
◆骨粗鬆症の早期診断・治療が可能です。 |
血圧とは、血液が血管の壁にかける圧力のことです。血圧が高いと、この圧力が強くなり、血管が傷つけられ動脈硬化が早く進みます。脳、心臓、腎臓、目の網膜など、血管が豊富な臓器が影響を受けやすく、脳梗塞、心不全、心筋梗塞、腎不全、眼底出血などを引き起こします。 高血圧の予防と治療には減塩、減量が大切です。 減塩 推奨されている塩分摂取量は1日6g未満とされていますが、まずは外食・加工品の摂取を控え、低塩調味料・香辛料・酸味をうまく利用することが大事です。最近では、塩分の摂り過ぎは高血圧以外にも、夜間頻尿や過食を引き起こすとも指摘されています。 減量 減量の効果は血圧低下のみならず、糖尿病、高脂血症、高尿酸血症など生活習慣病全般に有効であり、とても効率の良い治療法といえます。 BMI(Body Mass Index)=体重kg÷(身長m)²が22の時に高血圧、高脂血症、肝障害、糖尿病などの有病率が最も低くなるため、BMI=22となる体重を理想としたのが標準体重となります。BMI ≧25で肥満と定義されるので、まずは25未満を目指します。 それでも血圧が下がらない時は薬による治療を考えます。現在はいろいろな種類の降圧剤がありますが、各患者さんの年齢、病態、腎機能などに合わせて、第1選択となる薬が異なることもあり、いっしょに最適の治療法を考えます。 |
糖尿病とは、血糖値が高くなる病気です。加齢のほか、食べ過ぎ、運動不足、肥満などが誘引となりえます。血糖値が高くても無症状で経過することが多いですが、高血糖が続くと心臓、脳、腎臓、眼などに臓器障害をもたらすことがあり、合併症を予防するために早くから治療を開始することが大切です。 HbA1c HbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)値とは、過去1-2ヶ月の血糖値の平均を反映して上下するため、血糖コントロール状態のめやすとなる検査です。 HbA1c値 5.6-6.4%:時々血糖値が高めの人(境界型糖尿病) HbA1c値 6.5%以上:糖尿病 と考えられます。(実際は血糖値と合わせて診断します) 治療の基本は食事療法と運動療法です。 糖尿病に対する食事療法 血糖値を上げるのは炭水化物に含まれる糖質です。カロリーが高いからといって血糖値が必ずしも上がるわけではありません。炭水化物、たんぱく質、脂肪をバランスよく摂ることが大事です。また、食事は規則正しく1日3食、間食や夜食を控え、早食いは避けましょう。植物繊維を多く含む野菜を先に食べると血糖値の上昇が緩やかになります。 運動療法 そもそも高血糖になりにくい体質に改善するためには、運動と減量が大事となります。運動はとりあえず身体を日ごろから動かしてみることです。ウォーキングに加え、掃除やガーデニングなどでも20分の身体活動で約2000歩に相当する運動となります。毎日20分程度の運動でHbA1cが0.7%の低下が期待できます。 それでも血糖値が下がらない場合は薬による治療も考えます。飲み薬が中心となりますが、年齢、体重、腎機能などに合わせて薬を選びます。特に薬の効きすぎによる低血糖にならないよう注意しながら、いっしょに治療法を考えます。 |
総コレステロールはLDL(悪玉)コレステロール、HDL(善玉)コレステロール、中性脂肪からなります。LDLコレステロール・中性脂肪が高い、またはHDLコレステロールが低い状態が続くと、動脈硬化が起こり、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞などの重大な病気の原因になりえます。 治療の基本はやはり食事療法と運動療法です。 コレステロール高値に対する食事療法 1. カロリー量は控えめに 2. 魚の積極的摂取、料理に低脂肪肉、オリーブ油・ごま油などを使用 3. コレステロールの吸収を妨げる食物繊維(野菜など)を積極的に摂取 4. 揚げ物を避け、夜遅く食事しない などが挙げられます。 コレステロールの目標値は、病歴、によって大きく異なります。薬物療法の必要性も含め、治療法をいっしょに考えます。 |
尿酸値が高い状態が続くと、尿酸値の結晶が体のあちこちに沈着し、激痛で知られる痛風発作を引き起こします。足の親指の付け根に起きることが最も多いですが、足首・手首や膝など、他のどの関節でも起こりえます。 痛風発作以外にも、メタボリックシンドローム(内臓脂肪型肥満)、高血圧・高脂血症・糖尿病などの生活習慣病、さらには慢性腎臓病を合併しやすく、動脈硬化を進行させ心筋梗塞、脳卒中などを起こすリスクを高めてしまう恐れがあります。 プリン体 尿酸のもととなるプリン体は、肉、レバー、魚卵、魚の干物などの食品類やアルコール全般に多く含まれています。ただし、摂取した食品から生成される尿酸は全体の2割程度であり、残り8割は食事とは関係なく体内からの老廃物として生じるため、肉類やアルコールを多量に摂取していなくても尿酸値は上がりえます。 高尿酸血症の治療のポイント 1. 食べ過ぎ注意 2. アルコール制限(ビール以外も) 3. 多めの水分摂取 4. 運動、減量 などが挙げられます。 それでも尿酸値が下がらないときや、痛風発作を起こしてしまったら薬による治療が必要です。痛風発作中は高尿酸血症に対する薬はまだ開始せず、非ステロイド性抗炎症薬などでまずは発作を落ち着かせることが大事です。 |
心臓は絶えずポンプとして全身に血液を送り出し、心臓自身も酸素と栄養を必要とするため、心臓表面を流れる冠動脈より血液を供給されています。 冠動脈が動脈硬化などのため、狭くなったり詰まることにより、心臓へ十分な酸素や栄養が行き渡らなくなる状態を虚血といい、狭心症や心筋梗塞、さらには突然死の原因となります。 狭心症が疑わしい症状とは ■ 胸の真ん中・左側がしめつけられる、圧迫される ■ 息苦しい、息がつまるような痛み ■ 痛みが胸から左肩、左腕、みぞおち、あごなどに放散する ■ 数10秒から数分間続き、15分以内には消失する ■ 坂道や階段をのぼったりすると胸痛を感じる ■ 就寝中の明け方に胸痛を感じる 心筋梗塞では、さらに冠動脈が完全に詰まり血流が途絶えてしまうため、心筋細胞が壊死してしまいます。そのため発作は持続性の胸痛で数時間続くこともあり、また冷や汗や嘔吐を伴うことがあります。 また、糖尿病の方や高齢者の方を中心に、症状が曖昧で自覚しにくい無症候性心虚血を起こす場合もあるので注意が必要です。 冠危険因子 高血圧、糖尿病、高脂血症、喫煙、肥満、ストレス、家族歴などは冠危険因子として知られており、これらの項目が多いほど虚血性心疾患を発症する危険度発が高くなります。日常生活においてこれらの項目をいかに増やさないかが大事です。 診断・治療 まずは問診・診察、心電図、血液検査、心臓超音波検査、ホルター心電図などを行い、さらに疑わしいときは確定診断をつけるために冠動脈CT検査や心臓カテーテルによる冠動脈造影検査などの画像検査が必要です。 治療には、薬物治療、カテーテル治療(ステント、バルーンなど)、外科治療(冠動脈バイパス術)があります。冠動脈病変の程度・数・場所などによって適切な治療の選択が行われます。 上記のような狭心症が疑われる症状を認める場合や、冠危険因子が3個以上ある方はご相談ください。いっしょに緊急性を見極め、最適な検査・治療法を考えます。 |
心臓が拍動するよう指令を出しているのは洞結節という心臓の上部にある特殊な心筋細胞です。洞結節は1分間に60〜100回の頻度で電気刺激を発生し、刺激伝導系という経路を介して心臓全体に伝わり心筋が収縮します。ここに不具合が生じ拍動のリズムに乱れが生じると不整脈が生じます。不整脈の種類としては、脈が飛ぶ感じがする期外収縮、脈が速くなる頻脈、脈が遅くなる徐脈に大きくわかれます。 期外収縮は多くの場合は無症状ですが、脈が飛ぶ感じや、数秒程度の軽い胸痛として自覚する方もいます。ストレス・疲労・睡眠不足で頻度が増し、自覚しやすくなります。多くの場合は治療が必要ありません。ただし、症状が強く生活に支障をきたすほどの場合、あまりにも頻回な場合は治療対象となりえます。 期外収縮に限らず、すぐにおさまる頻脈や就寝中の徐脈など、不整脈の多くは心臓のポンプ機能を悪化させることはないため、治療の必要性はなく心配はいりません。 それではいわゆる“怖い”不整脈の特徴とは? 1. 動悸とともに意識がなくなったり、意識がふうっとなる 極端な頻脈か、または極端な徐脈により、心臓のポンプ機能が悪化し脳血流が一時的に低下している可能性があります。 2. 突然動悸が始まり、突然おさまる 脈が1分間に140回以上となり、強い動悸に加え冷や汗や息苦しさを伴う場合は病的な頻脈発作の可能性があります。さらに、脈が全く不規則でバラバラな場合は心房細動の可能性があります。脳梗塞や心不全の原因となりうるため、治療が必要です。 不整脈の種類は非常に多く、動悸があって不整脈が疑われても、まずはどの種類であるか特定する必要があります。来院時に動悸がある場合は、心電図ですぐに診断できますが、多くの場合はHolter心電図(24時間モニタリング心電図)を使って“現行犯逮捕”を試みます。 治療が必要な不整脈の場合、一緒に適切な治療を選びます。薬物治療が中心となりますが、病的な頻脈発作の多くはカテーテル治療(高周波アブレーション)が高い成功率で行われており有効な選択肢の一つです。また、高度な徐脈の場合は人工ペースメーカーが必要なこともあります。 |
心不全とは、心臓のポンプ機能が低下して、全身の臓器に十分な血液を供給できなくなった状態をいいます。心不全の原因としては虚血性心疾患、心筋症、弁膜症、高血圧性心疾患などがあります。心臓のポンプ機能が低下すると、心臓だけでなく全身にいろいろな症状が現れます。 心不全の症状 ■ 坂道や階段をのぼった時の動悸や息切れ ■ 夜間就寝中に起こる呼吸困難、咳 ■ 全身、特に下肢のむくみ、体重増加 ■ 疲れやすい、食欲低下 診断には胸部レントゲン写真、血液検査、心臓超音波検査などが有用です。 治療としては、まずは利尿剤が有効であることが多いですが、胸水(肺に水が溜まる)を認め低酸素状態となったり、呼吸困難がひどい場合にはすぐに入院しての治療が必要です。また、根本的には心不全の原因を調べ、その疾患に対する治療が必要となります。 上記の症状を認める場合はなるべく早くご相談ください。心不全を繰り返すと生命予後が悪化することがわかっています。心不全の原因となりうる疾患をお持ちの方や、すでに心不全を経験されている方は、心不全にならないよう日頃より塩分・水分制限に加え、心不全予防のための薬物療法が必要です。 |
膠原病とは全身の関節、血菅、皮膚、筋肉などに炎症がみられる病気の総称で、原因不明の発熱、湿疹、関節痛などの症状として発症し、比較的女性に多くみられます。関節痛といえば、「関節リウマチ」は有名な病気ですよね。 「関節リウマチ」は確かに膠原病の中で一番多い病気で、100−200人に一人いると言われています。症状としては、朝起きた時の手のこわばり、手指や体中の関節の痛みがあります。しかし、そのような症状は、他の病気でもみられることがあります。他の病気と「関節リウマチ」の関節痛で違うところは、「関節リウマチ」では関節・骨が壊れてしまうところです。「関節リウマチ」であれば、できるだけ早期に治療を開始することによって、骨の破壊が防ぐことができるようになってきたので、早期発見・早期治療が大事な病気です。「最近関節があちこち痛む」、「手がごわごわする」など何か心配な症状がありましたら、お気軽にご相談ください。 また、寒い日に指先が真っ白くなる、目や口が渇きやすい、などの症状も膠原病が隠れている可能性がありますので、ご相談ください。 |
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